初めての場所はマップで等高線を確認して、ある程度の地形や地質などを想像し、実際の現場と照らし合わせて釣りをするようにしています。
よく言われるように、見えている地形はそのまま地つながりに、水中でも同じ地形やマテリアルであることが殆どです。魚探などを使わない私たちには大きな情報源ですね。
地図などで確認してなんとなく流れを想像して水の当たる場所、そうでない場所を把握することもとても大事だと思います。
水通しが良い場所は当然生命感もあるので見逃せないポイントです。まぁ実際、その場所に行ってみたら想像と全然違ったなんてこともあるのですが、照らし合わせるのも勉強と考えます。
言わずもがな、インターセクションは異なる水が複雑にぶつかる場所で、プランクトンが発生します。生物が存在する意味が大いにある場所です。
ベンドは大小様々ですが、反転流が起きたり、水深の変化や複雑な流れを生みます。水深の変化をみてタイミングよく狙います。
チョークも入口出口問わず流れの強弱が起きやすい場所です。微妙な流れの変化も確認しやすい場所です。
一見、直線に見える岸沿いも大小様々な起伏が存在し、人間から見たら小さな変化でもそこで生きる魚にとっては居心地や営みを左右する大きな要素と思います。
私は、岸に生える草木を観察する癖が付いています。
水気の多い所を好む種類なのか、そうでない所でも対応できるものなのか。
日陰を好むものなのか、太陽の光を必要とする種目なのか。
この様に考察すると、そこにはどんな生き物が生息していて、そして、それらはブラックバスの捕食対象になるものなのか。などなど。
特に柳の木は虫が付きやすいです。それを狙って小魚が集まります。その小魚は当然ブラックバスの捕食対象になり得るでしょう。
そして、釣れた所に生えていた草木のチェックも怠りません。
私の知識など相模湖、津久井湖や房総のダム程度とたかが知れているので、あまり偉そうなことは言えませんが、真冬の遠征で行っている場所は草木の種類が房総ダムに似ています。
房総ダムは真冬でも比較釣れる印象があります。
なので、その似ている場所も橋や道路から見渡して、ここは真冬でももしかしたらいけるかもと推測した訳です。
どう転ぶか分からない真冬の遠征へ出向き、実際、結果も出ているのであながち間違いではない様に感じています。
ここで更なる考察です。
無知で無学な私ですが、大きく距離が離れた場所にも関わらず、この共通点には黒潮の影響が多大にあるのではないかと感じています。
冬でも暖かな温暖の海を湛えている地域の皆様には、是非チャレンジしてみてください。
plutonium syrup
河川はもちろん、一見、止水に感じられる沼や湖やダムにも上流と下流が存在する限り、必ず流れが発生します。
強弱はあるものの、水の中の生き物たちにとっては強く影響を与えるものと私は考えています。
ではその流れ。あった方がいいのか、ない方がいいのか…。
はっきり言って分かりません。
いい時もある。悪い時もある。ということです。
これは、季節やフィールドにもよると思うので断言しないようにしています。
とはいえ、私個人の感覚ですが、流れが効いている時の方が反応がいい気がしています。
流れ単体ではなく、複合的要因がそうさせると思われるので、流れ+何か、の「何か」を探す事が重要です。
流れプラスαです。
しかし、流れが効いていても釣れない時があるので、本当になんとも言えないのです。
ベイトへの関係なのか、はたまたブラックバス本人への直接的な影響なのか。
正に魚に聞かなければ分からない案件です。
ダムの放流、水門の開閉、タイダルの影響などで、流れがはっきりしている場所もあると思います。その様な場所はデーターなどに基づいて狙っていく釣りもいいと思います。水位なども関係してくるでしょう。
それ以外は、憶測を楽しむのも自然相手の釣りのいいところだと私は思うようにしています。
また濁りですが、様々な状況によって引き起こされるケースが想定されます。これにもいいものと、そうでないものがあると思っています。
「変化を釣る」を実践するならば、濁りは明確な変化です。
私は「変化を釣る」を大前提としているので、濁りはチャンスと捉えます。
流れ同様、フィールドのタイプ、時期、濁りの要因、性質、濃さなどによってその影響は大きく変わってくるでしょう。
この濁りは魚にはもちろん、釣り人に対するモチベーションにも大きく影響を与えることも事実多いと思います。
クリアウォーターは苦手だ。多少濁っていた方が釣れる気がする。こんなに濁っていたら釣れる気がしない。などなど。
実際に現場で体験して経験値を上げていくことが正解のような気もしますが、20cm沈めたらルアーが見えなくなる様な濁りでも私は何度も釣った経験があります。
逆に恐ろしく透明度が高い山上湖でも同様に釣果を得たことがあります。
たくさん釣りに出かけて体験と考察を繰り返してください。
plutonium syrup
私たちが船で通ろうとするコースは魚たちも通ります。何故なら理にかなっているからです。
逆に言うと魚たちの回遊ルートを私たちも「通ってしまっている」ということです。
イコール、ポイントを潰してしまっている可能性が高いということです。
特に、チョークしている場所、岬周り、川幅が狭まる上流付近などなど。
ベイトを含め、魚が通りそうな場所は船で侵入する前に1、2投してみてください。
私はこれでいい思いを何度もしています。
また、風が強く吹いている時、向かい風で釣り進むのはかなりしんどいですよね。
私はその風に抗わず流されながら釣るようにしています。それにより無駄にエレキを動かすことがなく、魚にプレッシャーをかけずに済むと感じています。エレキのオンオフは水中の生き物にとって違和感でしかないのですから。
私たちトップウォータープラッガーはハンドエレキを後ろに付けることがほとんどだと思います。バッテリーもその近くとなると、相当、後部に傾くことになります。
必然、船首が持ち上がってしまい、そこにもろに風を受けてしまうことになるので、操船が忙しく、困難になります。
私は、クイックコネクターで、ケーブルを延長してバッテリーを前に置くようにしています。
これだけで、本当に操船が楽になります。
もちろん、二人乗りの場合はこの限りではありませんが。
初心者の方は、とにかくフィールドに出る事が一番で、たくさん壁にぶつかってください。
上級者の方は、それが当たり前になってしまっていて、実はこっちの方が良かったってことが結構あると思うのです。
盲信や過信をせずに、今一度見直す事をおすすめしておきます。
年々、ブラックバス釣りが厳しくなっている昨今、そのほぼ9割以上をレンタルレイクで釣りする事が殆どです。
ましてや仕事など様々な理由による数少ない釣行で、いかにブラックバスを釣るか。
私は色々と考えてしまいます。
plutonium syrup
操船が上手くいかないという人は船首の向きを意識するといいと思います。
当たり前だけど、船は横方にはなかなか動き辛いものです。
あまり近寄りたくない方角から船首をずらす。これ、意外に意識できていない人が多い気がします。
釣れそうな方向に向かいたい気持ちはわかります。けれど気がついたらポイントの真上とかよくあることです。意識してみてください。
それと惰性。
これに関してはもう感覚でしかないので、多く船に乗ることに尽きるでしょう。
惰性を考慮した距離感を見誤って、ポイントを潰してしまわぬようにしたいものです。
ボートポジションもとても大事です。
釣れなくて悩む人の多くは、このボートポジションに問題があるような気がします。
恐ろしく私感ですが、大体の人は距離を取りすぎていると私は感じています。
ポイントへのアプローチさえ間違わなければ5〜6mのキャストでも十分バイトは得られます。クリアウォーターでもです。
もちろん、ロングディスタンスの必要がある場面もあります。
しかし一日中、一生懸命投げてバックラッシュや回収に時間がかかり、尚且つアキュラシーの低下に繋がるのであれば、正確なキャストをより多く繰り返した方が、バイトチャンスを増やせて断然効率がいいと思うのです。
操船技術、釣果に繋がる大事なことです。
上手な人は本当に上手です。
出来ているつもり的な状況はとても恥ずかしいので、上記以外でも気になることがあれば改善していきましょう。
もちろん、私も日々勉強です。
plutonium syrup
約2年のブランク、すみませんでした。
無理のない程度で再投稿していきたいと思います。
先ず、2021 / 5/ 2の投稿「実戦と考察1」の続き的なものから再開していきましょう。
「準備や後片付けが的確で無駄が無い人は総じて釣りが上手」
フィールドでボートの準備や片付けがスムーズではない人は釣りにもそれが出ると思っています。
この準備や片付けで、釣りをしなくても上手い下手が大体分かってしまうという恐ろしい事実。
普段の仕事や生活にも当てはまることだと思うのだけれど、準備がスマートでないので、その動線である本来の釣りも当然スマートではなくなる。
余計なものが多かったり必要な物がなかったりと、差し詰めしたいことが定まっていないことが原因だと思います。
初場所ならまだしも、そうでない場所でこの事態は避けたいものです。
対して準備に無駄がなく、スマートな釣り人は釣りが美しい。
そして、釣果も伴ってくると感じます。
余計なことに気を取られないので、朝一番の選択から集中して釣りが出来ている印象です。
恐らく何処でどういう釣りを展開したいかが明確で、おのずと必要、不必要がはっきりとして様々が見えているのだと思います。
この必要、不必要は物だけではなく、釣りの展開、アプローチも含めてです。
何時いつ釣りに行こうと決めた時点から既に魚釣りは始まっています。
自分は大丈夫。なんて思っている人がいたら、今一度見直してみるのもいいと思います。
私自身、準備や片付けも、スマートな釣り人を目指したいものです。
plutonium syrup
ほっぽりっぱなしのブログにも関わらず、ちょくちょく覗きに来てくれる皆様、本当にありがとうございます。
急ですが、しれっと再開させていこうと思います。
定期的とはいかないですが、私感で想いを綴れればと思います。
また滞ったらごめんなさい。
私が、実際にフィールドに出て感じたり思ったりしていること(実釣版とでもいいましょうか)をお話しできたらと思います。
かなり偏った考え方も出てくると思います。
色々な釣り場に行って考えたことや思いついたこと、確認したことなどを書きつらねているので、もしかしたら一貫性に欠ける部分もあるかもしれません。何故なら釣り場によってアプローチや魚の状態が違うのもだからです。
そして、アカデミックでもなく、科学的根拠なんて皆無。感覚的要素が殆どを占める内容となると思いますが、それらが少しでも皆様の釣りに貢献できるものであれば良いと考えています。
魚釣りは所詮遊びです。
それぞれ携わり方があって、温度があって然るべき。よって、押し付けなんてナンセンス。みんなの大好きな音楽の様に自由でありたいと思っています。
インスタの方もあるので、また面倒になって続かなくなるかもしれませんが…そうですね、本題は次回からということで皆様どうぞよろしくお願い致します。
plutonium syrup
今期も恒例の冬遠征へ行って来ました。
しかし、釣れたのなら饒舌にもなるのだけど、いい時間帯だけ5日間やって私は一匹も釣れないのだから、それをまったくどう書き記してよいのやら…。
釣れていない人間の言葉ほど空虚なものはないし…。
日を置いて感情がどう変化するか試みましたが、巡る言葉は結局、醜い言い訳。
思案し、ここで去年の冬遠征ブログを振り返る。
去年はなんとか釣ってました。
…年々酷くなっている。
初年のインパクトが強烈過ぎて、落ち込み度合いが激しいですが、それでも同行してくれた
https://www.instagram.com/star_child1002/
星子くんは冒頭のいいバスを釣り上げました。
最終日の出来事。
ルアーはcelldivision mでした。
宣伝ですみません。
可能性を信じて最善を尽くす。
素晴らしい結果に繋がったと思います。
この一匹のバスで、『最悪の2人してボウズ』はなんとか回避。
良かったです。ほんと。
だんだんと、終わりが近づくにつれ、自然と2人の口からは「釣れたら奇跡だな」
なんて言葉が漏れ始めていました。
しかし、あの時の星子くんのメンタルに導かれた行動を今、振り返れば、奇跡なんかじゃなく必然だったのだと感じています。
本人もきっとそう思っているでしょう。
私が釣れなかった理由…なんとなく分かっています。
それはきっと余計なことで脳みそが支配され、釣りに集中できていなかった。これはやっぱりとっても大事だと痛感。
そのことに途中で気づいたけど、最後まで修正出来ずに終わってしまいました。
分かっていてもどうにもコントロール出来ない感情がまだまだ多いです。修行修行。
と、口をついて溢れ出る釣れない言い訳は、察しの通り際限がないし、醜いので程々にします。
けれど、また行きます。
何がそうさせるのか。言葉にしない方がいいような気がしています。
釣れるかどうかなんて全く分からない。
しかし、可能性がゼロではない限り、自分の釣りを信じ、ロマンを求め、また行きます。
plutonium syrup
あけましておめでとうございます。
昨年同様、今年も
plutonium syrupをよろしくお願い致します。
plutonium syrup
]]>今年も無事一年を終えることが出来ました。
何をするにも不自由な世の中ですが、強く、賢く生きていけたらと思います。
この一年、携わった方々、
plutonium syrupをご贔屓して頂いた皆様には感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
私生活、仕事面、ルアー作りの面でも人の繋がりや協力などがとても大切で有難いことだと強く思えた一年でした。
いくつになっても学びの人生です。
それでは皆様、良い年をお過ごし下さい。
plutonium syrup
]]>…長かった。
やっと発売に辿り着きました。
ここまでの道のりは本当に長かった。
色々ありすぎて携わった私でも整理がつかない。
実際に私と渡部さんのLINEのやり取りをみて頂いたら、完成までの四苦八苦具合がわかるでしょうね。
もちろん、電話でのやり取り、現場でのやり取りも同様です。
そのLINEを実際にお見せしたら面白いかも。
今回も様々な人たちの協力を得て、やっと完成しました。
わがままを受け入れて頂いた色々な業種の方々や友人には感謝しかありません。
ありがとうございました。
その四苦八苦具合は、ノーバイトブログを是非、ご覧下さい。
http://nobite.jugem.jp/#gsc.tab=0
販売、発送など、後はプロにお任せして、私はこの時期恒例になった冬遠征に行って来ます。
plutonium syrup
またまた石井さんから釣果報告です。
今度はcelldivision s
いいサイズです。ありがとうございます。
plutonium syrup
]]>早速、石井さんから
bubbletoneでの釣果報告をいただきました。
しかも、2本です。
「このルアーは1日中投げ続けられますね。手に入れられて良かったです。」
とのメッセージも添えられていました。
ありがとうございます。
plutonium syrup
「ポッパーで釣りました」って感じたい。
リップ付きで、ジョイントだったり、ブレードだったりのルアーばっかり作っているところのポッパーはとてもシンプルです。
RH(Red Head)
美しく正しい姿。
か、どうかはわからないけど、簡素であってもその簡素さが武器となるのならば簡素であることを追求すべきだと思うのです。
BG(Black Glitter)
尾っぽだったり、ブレードだったり、プロップだったり、あれもこれもと欲張るとブレるのです。
COB(Chart Orenge Belly)half matte
ただ巻き系ルアーばっかり作っている人間が、それでも必要と想い作ったポッパーです。
以前作った
bubbletoneも同じ想いでした。
そのbubbletoneのブラッシュアップです。
BBOB(Blue Back Orange Belly)
カップ(口)の深さをぐっと深くして、長さが約3mm短くなり、太さも細く、重さが約5g軽くなりました。
ルアー作りなんて常にこれの繰り返しです。
基本のコンセプトも変わらないので、名前もあえて変えずに
"bubbletone"
としました。
Length : 85mm
Weight : 16g±
WS(White Spot)
関東では自分の船を出して自由に釣りがし辛くなって久しいです。
現状は制限や条件が厳しいレンタルレイクでの釣り。そんな状況下から必要を感じ、生まれました。
カップ(口)が深いので、結束がしづらいかもしれません。ごめんなさい。
左が前作。
そのただ巻き系を使い続けると遂には操作系ルアーを使うのがしんどくなる。
そんな私でも飽きずに使うことができるポッパーならば、存在意義が許されるのではないかと製作しました。
事実、飽きずに使うことが出来ています。
こちらも左が前作。
望まれていないことは承知なので少量生産です。
完成という一過程を迎え、ただ私の手から離れたに過ぎません。
ここからが、こいつらの本当の物語の始まりだと思っています。
このブログを、いつも諦めずに覗きにきてくれている人に、真っ先にお知らせしました。
明日、発送予定です。
1、2日中には各取り合い店舗に納品されると思います。
よろしくお願いいたします。
Wet Leg "Chaise Longue"
(Green Man Festival)
plutonium syrup
ブログが滞ってしまっている。
これではいかんということでとうとう書き始めることに。
インスタで投稿しきれないものをここで書きしたためるべきと。
少なからずこのブログを楽しみにしてくれている人たちの為にも。
では、果たして何をどう書こうかということになるのだが…。
そこで、考えました。
自分という人間の、釣りと釣行に対しての頭の中を少し覗いてもらうというのはどうだろうと。
一緒に釣りに行く数少ない人たちにはこういう話しもよくするのだけれど、なかなか皆さまには伝える機会が持てないのも事実。
作り手としても中途半端だし、魚だってそれほど釣っていないので、あんまり偉そうなことを言う資格がないことも充分承知の上で。
しかし、これでも多少は経験を積んできた自負もあるのです。多少は。
また、他人から自分の釣りはかなりストイックだと言われるし、はっきりと自覚もあるし、面倒くさいタイプ。
釣りに対してはそういう人間です。
その辺りも充分考慮して目を通し、私の頭の中を覗いて頂けたら幸いです。
多分、長くなりそうなので何回かに分けてお話し出来ればと思います。
もちろん、釣り禁止場所での釣り、ライフジャケットの着用、船舶免許の携行、飲酒運転禁止など、今や当たり前になった法律や条例、ルール等を守った上で基本、大いに自由であるべきだと思います。
法律や条例、ルール等はとても重要な事なんだけど、この部分をこのタイミングで話し出そうものならまた自分の過ぎるお節介と、ややこしい部分が出てきそうなので今回はさらっと前置き程度に。
そう、だから、大いに自由なのです。
拘り結構、持論もまた然り。
ならば、私自身も大いに自由なはず。
その自由な釣りのあり方を完全に私感で自由勝手に語っていこうと思います。
長年釣りをやっていて、自分なんかより遥かに上手でたくさん魚を釣っている人には、そんな事知ってるわって言われるでしょう。
また、色々突っ込みどころや意見もあると思いますが、半分ブラックバス釣りに人生を賭けちゃった一人のおかしな釣り人の考え方と軽くみてもらって、かいつまみ参考にしてもらえたら嬉しいです。
そして、みんなさんの釣りと照らし合わせ、自身の釣りを見直すきっかけなんかにもなればいいとも思います。
では早速。
「いついつ釣りに行こう!」
こう思った時点から魚釣りは始まっていると思っています。
先ず釣り場。
これは悩みます。釣れるか釣れないか。場所選びで大体決まってしまうような気がします。
私の住む関東、神奈川県では、手堅くイージーに魚をキャッチでき癒される場所なんて所はもはや存在せず、どこへ行ってもチャレンジ的な釣りを強いられます。
しかし、気象状況や仕事の関係上、余程の事がなければ早々に釣り場を決めてしまいます。
釣行前日ギリギリまで、行く釣り場が決まらないということは、自分がどこでどういう釣りをしたいかが定まっていないという事実に繋がります。
週末の少ない休みで行く久しぶりの釣り。外したくないと揺らぐ気持ちも分かります。
しかし、考えだしたらきりがありません。体が一つしかないというジレンマを押し切って決めたら他の釣り場ことは一切考えない。
もう一つ言ってしまうと、これはある程度の経験値が必要となりますが、最初からこの時期はあの場所だと決めてかかる場合もあります。
ブレずに自分がどこでどういう釣りをしたいか。これが定まっている事が大事だと思います。
そもそも、悩むほど釣り場があるということはとても幸せなことです。羨ましい限りです。
さて、場所が決まれば現地の天気図をチェック。
当然、天候によって準備するものもガラッと変わってきます。
因みに自分は、高気圧と低気圧の位置、等圧線の密度などから釣り場の風の強さを大体予想します。
以外と知らない人も多いのでさらっと説明しておきましょう。
大気(空気)も水と同じで、高い所から低い所へと流れていきます。
この大気(空気)の移動が風です。
つまり、高気圧から低気圧に向かって風が吹くイメージです。
更に、等圧線の密度が濃ければ濃いほど強い風が吹きます。(線一本は約4hPa間隔)短い距離で高低差があるということです。
高気圧では下降気流のため雲が一掃され晴れます。反対に低気圧では上昇気流により雲が発生して曇ります。
更に、前線は暖かい空気と冷たい空気がぶつかり合う境目です。
境目では雲が発生し、天候は崩れます。
実際はもっともっと複雑ですが、ざっくり簡単に言ってしまえばこんな感じです。
天気図の見方が少しでも分かると、安全面でも有効だし、想像するのもまた楽しいもんです。
そして、それらを考慮して服装を選んでいきます。
水の上は寒暖が地上より大袈裟です。暑ければ脱げはいいだけですが、寒い場合は釣りどころではなくなります。
困ったことに全く集中できない。厚着をするか、羽織るものを持って行くようにしています。
日焼けは体力を奪われます。なるべく日差しから肌を覆うようにしています。自分の場合、ゴルフ場のキャディーさん並みです。
また、紫外線から目を保護する為にも偏光サングラスは必須です。紫外線をたくさん浴びると眼球も疲れます。間違って飛んできたルアーから目を保護する役割も果たします。
風は想像以上に体温を奪います。強く吹く日は考慮するようにしています。
汗や雨による衣服の濡れは厳禁です。特に冬場は本当にやばいことになるので充分考慮します。
若い頃には勢いで押し切る事ができましたが、寄る年波には抗えない。
服装は釣りに集中するためにも、とっても重要な部分と考えています。
防寒と雨対策は今でも完璧ではなく模索中です。
それでも昔と比べかなり快適に釣りができるようになってきました。
仲間と一緒にあれやこれやと、ここに辿り着くまでどれ程の資金を費やしてきたか…。竿やリールの比ではありません。一番値の張る高額な装備。しかも消耗品ときている。
実際、現場で試して自分の釣りに会っているか。手に入れて確かめてみないとこればっかりは分からない。
もちろん、好みや予算的なこともあると思うので、自分の釣りに合ったウエアーを色々と試して欲しいです。
釣りをしている時の状況はとっても大事ですから。
タックルは、トータルバランス(重量)を意識しています。
手元が軽すぎると大きなルアーを結構使う自分としては逆に手首や腕に負担がかかってしまいます。(先重りの状態)折角、高性能なタックルなのにとても扱い辛いものになってしまうからです。
手元は適度に重みを感じ、中間に位置する竿は軽く、先端のルアーの重みに対応出来るバランス。そんなイメージです。
ギア比が低いリールは使いません。巻き合わせに対し不利なため、折角掛けた魚をばらす確率が高いし、特に船で前に乗って打たせてもらっている時など、ルアーの回収で時間がかかり操船している人に迷惑をかける事を良しとしないからです。
それでなくても操船者は色々と気を使い大変なのです。なるべく負担をかけないと言う配慮からです。
ローギアを使う人の理由に、「巻き物系のルアーのリトリーブスピードを抑えるため」と言う人がいますが、最新のリールでもハイスピードのリールでもルアーをゆっくり巻けるように道具頼りにせず、コントロールできるよう自ら尽力すべきだと思います。(技術を磨くべき)それもルアーをアクションさせるという技術のひとつと考えるといいのではないでしょうか。
更に、ABUでいう5000番はすっかり使わなくなって久しいです。
私には少し大きい。
ラインシステムはPEラインにリーダーを組んでいます。
リーダーとルアーはスナップです。
PEは40lbくらいでリーダーはナイロンの30lbくらいを八の字ぐるぐる(ノーネームノット)
https://youtu.be/2ezpJjh0RZ8で結束。
色々試しましたが、結束部分から切れたことも無く、一番簡単で強力だと思います。
元々バスではナイロンオンリーでしたが10年程前からPEを使うようになりました。今のところナイロンに戻る意味合いは感じていません。
リールのドラグをガチガチに絞めているということもあり、PEの直結では使いません。必然的にリーダーが不可欠となります。
そのリーダーの長さは約竿一本分。
海の釣りではPEラインを使っていました。そこでの利便性や実用性を強く感じたので、バスでも採用したのがきっかけで今に至ります。
因みに私は毎釣行、結び替えるようにしています。
「予備のリールを持って行く」
この予備のリールに既にリーダーを組んで持って行っています。
もしも、ラインやリーダーに傷や違和感があればこの予備のリールごと交換してしまいます。
新たにガイドに糸を通し、スナップを結び替えるだけで現場でシステムを組む手間が省けます。
絶対に後悔したくないので、先が甘くなったフックの交換も忘れません。
ブレードは、くもっていたらピカピカに磨きます。ダメなら直ぐに交換です。メッキや磨きのかかったプロップも同様。ピカピカに磨きます。
「寝不足の釣りは外す」
これはもう、体調万全で臨むのが何よりです。
さっさと釣り場を決めて、準備を済ませて早めに寝るようにしています。
釣り場で睡魔に襲われるようでは本末転倒。ゆるゆる釣行だったらいいですが狙いにいってこれでは実にもったいない。
でも、遠足前日の子供のようになってしまうんだよなぁ。
長くなったので、今回はこの辺りで。
次回は実際にフィールドに出て思ったり、実践したり、考えたりしている事を紹介できたらと思います。
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