つ抜け+3

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    前の日から降り続いた暖かい雨は、今回もまた三島湖を短時間で満水にした。
    吹き付ける生暖かい突風と水面を叩きつける大雨は、結果的に大漁という幸せな恩恵を、努力する釣り人全てに分け隔てなく与えてくれた。
    冒頭の写真の人は2日連続。頼もしくも嬉しくなる。


    一部の交通機関を麻痺させるほどのこれらは、朝一番でフィールドに集う釣り人の野望も同時に麻痺させる。
    この状況に興奮しきった不謹慎な変態脳みそを、一旦無理矢理冷静にして今日一日の天候を気象情報から予測して釣り進めるプランをざっと組み立てる。
    おぼつかない経験値と大いなる直感を加味して。
    あとは実際に釣り始めてからだ。
    集った釣り人は、そうして各々想いの場所に期待して散る。
    釣り開始から約10分。朝一番、寄り道した場所で最初の1匹を釣る。
    結構特殊な釣り方。この方法でバイトしてくれたということは、今日一日が楽に展開出来そうだ。
    そして、予想通り最初に入った場所でポロポロと釣り拾って行く。



    大雨につきスマホの写真で失礼。
    殆どこの様な写真なので以下、小雨のタイミングで釣れた魚のまともな写真のみ掲載します。
    バイトが多いこの場所でまあまあの時間を費やし、今日魚がついていそうな場所やバイトの多いルアーの傾向、効果的なアプローチを概ね掴む。
    2箇所目。この場所でも2本追加。



    これで最初に入った場所での仮説が的中。確信へと変わる。
    次の場所では朝から数えて倍の数の魚を釣り上げることに成功。



    この時点で既に久しぶりのつ抜け釣果。 バスからの反応をここまで得られることもあまりないので、今後のためにも新たな仮説を勝手に立てて釣りを楽しんだ。



    帰りしな立ち寄ったポイントでも追加。

    バイトしてきてくれる愛おしい魚は常に駆け引きなんてわずらわしいものは一切無し。
    沢山釣れるのも全然釣れないのも全て自分のせい。
    そう考えると自ずとやるべきことがみえてくるってもんだ。
    様々な事柄を犠牲にしても釣りに出かける意味を毎度自分に問いかける作業が、釣りを終えてからの日課。と言うか癖。
    おぼろげな答えは正解なのか不正解なのか。はたまた答えを求める事自体に意味はあるのか…。
    もちろん、殆どの人がこんなことは叶わないのも承知。
    だからどんどん釣りに行こうなんて無責任で身勝手なことを言うつもりも毛頭ない。
    ただ、全てを許してしまったら何でもありになってしまうからね。この辺が難しいところ。
    簡単にまとめてしまうと、たくさん釣れたお陰で色々な検証も出来、充実した釣行となったのであったということか。
    しかし、気がかりなこともなきにしもあらず、なのだ。




    plutonium syrup





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